Cloudflare を導入した直後に、WordPress のサイトが「ERR_TOO_MANY_REDIRECTS(リダイレクトが繰り返されました)」と表示され、開けなくなることがあります。
なぜ開けなくなるのか
暗号化のモードを「Flexible」にすると、閲覧者と Cloudflare の間は HTTPS ですが、Cloudflare とサーバーの間は暗号化しない HTTP で通信します。
サーバーや WordPress が「HTTP のアクセスは HTTPS へ転送する」設定になっていると、次の繰り返しが起きます。
- 閲覧者が HTTPS で Cloudflare へアクセスする
- Cloudflare がサーバーへ HTTP でアクセスする
- サーバーが「HTTPS へ転送せよ」と返す
- 閲覧者が HTTPS で再びアクセスし、1へ戻る
Cloudflare と WordPress の公式の文書も、この繰り返しでサイトにアクセスできなくなると説明しています。
プラグインに頼らない対処
Cloudflare は、閲覧者が HTTPS で来たことを「X-Forwarded-Proto」という見出し(ヘッダー)でサーバーへ伝えます。
この見出しを WordPress に読ませるプラグインもありますが、WordPress の公式の文書には、設定ファイル(wp-config.php)に数行を書く方法が載っています。プラグインを入れずに、同じ対処ができます。
いま採るべき設定
- 望ましい形は「Full (strict)」です。サーバーに有効な証明書を置き、Cloudflare とサーバーの間も暗号化し、証明書も検証させます。転送の繰り返しは起きません
- Flexible は、Cloudflare とサーバーの間が暗号化されません。証明書を置けない場合の一時的な手段と考えます
- 切り替えの前に、サーバーの証明書の期限を必ず確認いたします。期限が切れていると、Full (strict) ではサイト全体が止まります(コラム「裏側のサーバーの SSL 証明書が期限切れになると何が起きるか」)
- 設定を変えたら、管理画面へのログイン・お知らせの表示・問い合わせフォームの送信まで、通しで確認いたします
出典
- Cloudflare「ERR_TOO_MANY_REDIRECTS」 https://developers.cloudflare.com/ssl/troubleshooting/too-many-redirects/(2026年10月9日 確認)
- Cloudflare「Flexible」 https://developers.cloudflare.com/ssl/origin-configuration/ssl-modes/flexible/(2026年10月9日 確認)
- WordPress Developer Resources「HTTPS」 https://developer.wordpress.org/advanced-administration/security/https/(2026年10月9日 確認)